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しまんとジャーナル ✖ はたも~ら16

石窯を使って自家焙煎した、こだわりの一杯を。

四万十川を望める絶好の場所で2017年にひっそりとオープンしたカフェ「SHADE TREE COFFEE」。営業は週末のみ(3月~9月は月曜も営業)ながらクチコミやSNSなどの影響もあり、知る人ぞ知る人気の隠れ家カフェになっている。雄大な自然を満喫出来るロケーションやご夫婦の人柄が感じられる店内はいつ訪れても変わらない時間が流れていました。

 

 

▼ご夫婦でお店を切り盛りしている、久保田恭彦(やすひこ)さんと七海(ななみ)さん。  

▼イノタネアグリさんがつくっている黒糖とシロップは店内でも販売中。 

 ―このケーキは何というケーキですか?

「ボカシフォンケーキといいます。イノタネアグリさんの黒糖シロップのボカを使わせてもらってます。」

 

―ケーキのこだわりを教えてください。
「基本的に手作りというのがまず一番ですけど、材料はなるべく手に入る中で一番良いのを使います。可能な限りは高知県産でムリなら四国、そして国産という感じです。それと季節感を可能な限り取り入れるようにしています。お隣の黒潮町で”イノタネアグリ”さんという方が手作りで昔ながらの製法で黒糖を手作りしてるんです。販路は県外がメインで、高知ではほとんど売っておらず四万十市で扱っているのはウチだけです。店内でも販売しながらケーキにも使わせてもらってます。」

 

―シェードツリーコーヒーという名前の由来を教えて下さい。
「コーヒー栽培するときに、コーヒーの木の為に日陰を作るための木のことをシェードツリーと言いますが、そこからとりました。直射日光が当たる環境よりも、少し日影がある環境のほうがコーヒーにも良いんです。」

 

▼コーヒーを淹れる表情は真剣そのもの。

―コーヒーのこだわりについても教えて下さい。

「いろいろありますが、出来るだけいい豆を仕入れる事と、焙煎する前にはよく選別して不良豆は取り除くことですね。一番肝になるのは焙煎だと思うのですが、そこは試行錯誤で店内にある窯を使ってじっくり丁寧に焙煎しています。抽出も基本的に測れるものはグラムとかお湯の温度、時間をすべて測って、同じ味を再現出来るようにして1杯のコーヒーを淹れることにこだわってます。」

 

―コーヒーを出すお店を始めたのはどうしてですか。

「林業のためにお借りしている山の、山主さんがお店の家主さんです。最初は山を貸して頂くというのが先で、山の仕事をしながらこの場所に呼ばれたときに”すごくいい場所ですね。普段使われてないのはもったいないですね”という話をしたら、”君達で何かしていいよ”と言われたのがキッカケですね。それからお店をやろうという事になりました。」

 

▼ご夫婦共通の趣味は海外旅行。

▼手作りのチーズケーキとコーヒーと四万十川。

―お二人は海外に住まれていた事があるんですよね。

「6歳から10歳まで父親の仕事の都合でアメリカにいました。35歳ぐらいの時に半年間ニューヨークに住んでいたのが僕の海外滞在経験ですね。」

 

―七海さんはイギリスと中国にお住まいでしたね。どういった目的で行かれたのでしょうか。

「私は大人になってからイギリスが一年と、中国が一年半くらいです。大学の留学で語学やその他のことも学びました。」

 

―お二人が知り合ったのはいつですか。

「18年位前で僕が30歳の時ですね。二人ともマーケティング会社に途中入社した日がたまたま一緒で知り合いました。今から5年前に結婚して、ちょうど3年前の4月に四万十市に引っ越して来ました。」

 

―移住先を四万十市に選ばれた理由を教えて下さい。

「地方に移住して何をするか考えたときに、林業をやりたいと思ってました。ただ、林業をどうやって始めたらよいかわからない状態で、たまたま自伐型林業というのがあって、個人で大きい森林組合とか林業会社とかの事業体でやるのではなくて、基本的には個人で自分の山であったり地域の山を手入れしながら間伐していく小規模林業のスタイルがあるんです。それを推進している全国組織のNPOがあって、その事をたまたま東京で聞いて、林業をやるならこれだなと思ってそのNPOの方に話を聞いていく中で、そのスタイルの林業が盛んなところが高知でした。高知で何人かやっている方を紹介してもらい実際にこっちに来ていろいろ見ていく中で、ここでやっていきたいなと思いました。」

 

―マーケティング会社から林業をやってみようと思ったのはどうしてですか。

「会社員として仕事は面白いし刺激もあったし、サラリーマンとしては恵まれてるほうだったと思います。しかし、段々と仕事がマンネリ化していったり先が見えてきたりする中でこのまま会社員として終わっていいのかという思いが強くなってきたんです。そこで第二の人生を考えた時に何をやりたいかと思い、広く社会に役に立つようなことはないだろうかという考えました。いろいろと考える中で地方に行って、地方の役に立つことの一つが林業に結びついて移住を決意しました。」

 

―七海さんはいかがですか?

「二人とも生まれも育ちもずっと東京で、ちょっと疲れた感じもあったと思います。私は東京でやりたいことはやってきたなという気持ちになってました。40歳を過ぎて考え直したときに東京も自分が小さかった頃よりも、さらに人が増えて自分の中では疲れる場所になってました。それで第二の人生を考えたときに東京に固執することはなく、他にいろいろ見てみるのもいいかなという思いから移住を決めました。候補がたくさんあるので選ぶのも大変で、彼の段取りもあってご縁があり四万十市にきた感じです。」

 

▼店内から撮影した四万十川。

▼以前は道路だった場所に建っているという面白い立地。

 

―これからのお店について教えてください。

「今のところ順調でお客さんに喜んで貰ってるので、細く長く続けていきたいですね。営業優先ではなく、僕は他にもやりたいことがあったりするので、そうですね…。利益追求よりも地域との繋がりのほうが大きいですね。利益を追求したら機械でコーヒーを淹れた方が原価も下がり、回転率も上げられる方法はいくらでもあるけど、つまらないですよね。自分達の楽しさと、赤字では困るので続けられる範囲でという所ですかね。」

 

―このブログを読まれている方に、最後にメッセージをお願いします。

「カフェを始めてからお客さんに来て頂いて、そこで初めて地域の一員になれたような感じもするので、本当にありがたいなといつも思っています。私達がやってるカフェではあるけど、もともと地元の家主さんの好意もあって、四万十川を好きな家主さんがこの場所を提供して頂いて、そのおかげで皆さんに来て頂けているという流れがあります。いろいろな人の思いが重なっている場所なので、そういう所もぜひ感じに来て貰えると嬉しいです。」 

 

問い合わせ

SHADE TREE COFFEE

高知県四万十市三里2764-7

営業時間 4月~9月 土~月 13:00~17:30 (LO 17時)

10月~3月 土~日 上記と同様

TEL 050-5216-8614

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有限会社 せいぶ印刷工房
四万十市荒川1039-6
TEL 0880-37-2000

FAX 0880-37-3888

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※この記事は2019年4月発刊の「はたも~らVol.53」にも掲載されました。是非ご覧ください。