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しまんとジャーナル ✖ はたも~ら 23

ーコーヒー専門店として、最高の一杯を。

土佐清水市でスペシャリティーコーヒーの専門店として店を構えて55年を迎える「珈琲店トップ」さん。今回インタビューのキッカケになったのは、サニーマート四万十店で見つけた一杯のドリップ珈琲でした。これまでに味わった事のない珈琲の味わいに感銘を受けたことで、この珈琲の美味しさを一人でも多くの方に知って頂きたいという思いから、焙煎士である渡辺昌也さんを訪ねました。

 

▼店主の渡辺昌也(わたなべ まさや)さん。 1981.8.22生まれ  好きな有名人は横浜流星

―父親の突然の死が人生の転機となる。

―お店を始めたのは何年前ですか。
「僕が24歳の時に父が亡くなって、僕が引き継いでから16年目になります。現在は妻と二人でお店をやっていて今年40歳です。」

―お店を継いだのは、自然な流れだったのでしょうか
「もともとはお店を継ぐつもりは全くなくて、高校卒業した頃にキムタク主演のドラマ<ビューティフルライフ>を見て美容室で働き始めたのですが、手荒れが酷くて高知で有名な皮膚科に行くと『美容師を辞めないと、完治しない。』と言われて断念しました。美容師を辞めて一番困ったのが高知の初任給で、家賃を払ってご飯を食べるのが厳しかったので、まかない付きの”元祖にんにく屋”というお店で働いてました。今度は食費がかからないので段々とお金に余裕が出来てきて、車やバイクに興味を持ち始めて、整備士の免許を取るためにガソリンスタンドでの実務経験をすることで整備士の資格を取得する為に働きました。

試験の1ヶ月前くらいに父親が倒れて、まさか亡くなるとは思っていなかったので会社を一週間くらい休ませてもらって、中村の市民病院から高知の陸運局へ授業を受けに行ってました。その後、父親が亡くなってから試験に受かる事が出来たので整備士になる道も考えましたが当時は母親がまだ生きていて、僕が高校の時に脳梗塞で倒れてから父親がずっと面倒を見てくれていたんですよ。母を家で一人にすることは出来ないので、僕が帰って来ることになりました。」

 

―何となくお店をやっていた日々。

―お店を継いでからは順調、いかがでしたか。

「珈琲は父親がずっとやっていたので焙煎をしたり、服に匂いがついたりするのがイヤで、仕事には絶対にしたくないと強く決めていました。最初は業者さんに『こうしたら、いいよ。』みたいな簡単なレクチャーを教わったんですが、常連さんから父親と比べられる事が多くて、『やっぱり、お父さんには適わないね。』と言われましたが、全然気にしてなかったですね。極端に言えば何もせずに、努力しなくても父親からのお客様がそのまま来てくれていました。ただ、その頃にエスプレッソマシンやラテアートに興味が湧いてきて、単純に『ラテアートをやってみたいな。』と漠然と思ったんですよ。そして、島根県にあるカフェロッソという話題のお店へ行ってみました。そこで衝撃を受けたのが、店内が禁煙だったこと。この辺のお店だとタバコの臭いやお味噌汁の匂いがして、珈琲の香りがしないお店が多いじゃないですか。そのお店は開けた瞬間に珈琲のいい香りがしたんですよ。」

 

―そして、松本珈琲さんとの出会い。

―このお店は今まで行った珈琲店とは違うと感じたのですね。

「そうですね、今では産地指定のスペシャリティ珈琲が飲めるお店も珍しくありませんが、豆を取り寄せ出来るお店を探し始めて、全国でも有名な神戸の松本珈琲さんはカフェ・スイーツという雑誌によく載っていたんですよ。そんなに違うのかな、と思って珈琲豆を取り寄せてみました。お金を支払えば仕入れが出来ると思ってたんですが、松本珈琲さんの豆を取り扱うには確かな焙煎技術があって、初めて取り扱いが出来るんです。神戸に焙煎した豆を社長に飲んで貰って『ちゃんと焙煎出来るね、じゃあ卸すね』と初めてOKが出ました。社長と話をしていて『どんな珈琲を作りたい?』と言われて『美味しい珈琲を作りたいです。』と話したら、怒られたんですよね。『美味しい珈琲って、どんな珈琲よ。あなたにとって美味しいのか、飲む人にとって美味しいのか。人によっても違うし、美味しいもいろんなレベルがあってどこを目指してる?』と聞かれて答えられなかったんですよ。それから珈琲について考える日々が始まりましたね。」

 

―珈琲に対する考えに変化が訪れる。

―渡辺さんの豆や珈琲に対するこだわりについて教えてください。
「スペシャリティ珈琲はクセが強いのが特徴なんです。好きな人もいれば、嫌いな人もいる。年齢を重ねていくごとに押し付けは良くないな、この豆が良いのであなたにもこれが良いですよ。という訳ではなくて、人それぞれ砂糖を入れる方もいれば、フレッシュを入れる方もいる。飲み方一つも違うので、豆をどうやってお客さんへ身近に感じてもらえて、少しでも好きになってもらえるように、お客様へもう少し歩み寄って焙煎して提供するというのがプロじゃないかなと思い始めました。豆のちょっとした焼き方であったりとか、重みは好きだけど、後味はスッキリする方が良いとか、いろいろな好みがあると思いますが、TOPの珈琲は基本的に後味はしつこくならないようにする事を大事にしてますね。」

▼ブレンド珈琲

―気が付いたら、疲弊していた毎日を経て。

―サニーマートさんに卸すキッカケを教えて下さい。
「10年位前に妻と一緒に置かせて下さいとお願いしたところから始まりました。高知市内や須崎とか、置けるところは全部置いて頂いてました。お店を週6日営業して、定休日に配達やサニーマートさんで棚卸ししたりするのを5年続けました。やっていくうちに自分達が疲れ切ってきて美味しいものを作ることよりも、”やらないかん”にいつの間にか変わってきたんですよ。それで最近は、四万十市古津賀のサニーマートさんだけに置かせて頂いてます。自分達に合ったサイズ感で何を売っていきたいのか、どういうお店にしていきたいのかを考えた時に、両親がこれまでやってきた珈琲だけはTOPで守っていく。たまに東京から観光で来られたお客さんに『田舎でこんな美味しい珈琲が飲めると思わなかった。』って言われると変な気持ちになるんですよ。田舎でも美味しい珈琲のお店はいっぱいあると思いますし、珈琲に関しては逃げ道を作らずまっすぐやらないかんとずっと思っています。」

 

▼サニーマートで購入出来る<ALMO BLEND>

―本格的な珈琲を自宅でも。

―これからのTOPについて、お聞かせ下さい。

「コロナになって色々考える時間はあるんで、自分のお店が今までやってきたことで何が売りになるのか自分達本人はあんまり分からんことが多いんですよ。アイス珈琲を美味しいと言って頂くことが多いので、家庭でそのままの味を飲めるようにしてあげたらもっと広がるんじゃないとか考えてます。それと今はお店だけでなく自宅で本格的な珈琲を飲んだり、ケーキを食べたするのが普通じゃないですか。ご家庭でお店の味をどうやったら楽しんで貰えるのかを考えていきたいと思っています。」

 

 

珈琲店トップ

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※この記事は2021年7月発刊予定の「はたも~らVol.61」にも掲載予定です。是非ご覧ください。